コロナで、先行きが見えない毎日が続いています。
お元気でしょうか。あるいは、生きていますか?と声をかけたほうが良い状況かもしれません。
不安がつきない毎日のなか、ポストコロナにどんな世界が待っているのか?? いろいろと情報収集しながら、今、考えています。
そのなかのひとつが貧富の格差拡大です。
AGFA(アップル、グーグル、Facebook、アマゾン)の力が更に強まって、一種のサイバー独裁的な世界が広がることで、スモールビジネスは衰退していくだろうという予測があります。
大企業は売上をのばしていくが、零細企業には厳しい世界。
ネット販売の世界でも資金と体力のある企業にパワープレーを仕掛けられると途端に小さいお店はつぶれてしまいます。
うちのような零細企業は、パワープレーにもちこまれないニッチな場所で生き残っていくしかありません。
生き残りのキーワードは「共生と連帯」だ!と思っています。
これから目指すところは一昔前の「一人勝ちの成功」ではないはずで・・
独り勝ちをしていれば、更に大きなものに飲み込まれるリスクが増すだけです。
目指すべきは自分自身は身の丈にあった「シンプルな暮らし」をしながら、スモールビジネス同志が蜘蛛の糸のように連携網を張り巡らせていくことではないか?と考えています。
「シンプルでも豊かな暮らし」を維持するためには大企業の大量生産品ではなく、蜘蛛の糸でつながったスモールビジネスの中にいたほうが、より安心な良品を確保できます。
食品の販売会社をやっていて良かったと思える理由のひとつは、世の中ではまだあまり知られていない良い素材や美味しいものと、それを扱っている人を通して出会えることです。
商品のバックボーンやそれを扱っている人の思いを知って購入することで、市販より少々高いお値段で購入したとしても、満足度が高まることを知りました。
源気商会で扱わせていただいている商品は全て、私自身やスタッフが愛用しているもので構成されていて、それを扱っている人達とのご縁を大切にしています。
商品の裏には必ず人がいて、その「人」がすごく重要だからです。
零細企業が生き残っていくためには様々なスキルが必要ですが、最後は人として、どんな思いでそれを販売しているのか?
それが、零細企業の命運を握っているように感じます。
負けてたまるか、零細企業!
そのためには、己を日々磨いていくしかありません。