東シナ海でのタンカー事故の影響
約2週間前に東シナ海で発生したタンカー沈没事故の影響が徐々に日本沿岸にも出始めているようです。奄美大島の沿岸に油の漂着物が打ち上げられました。
朝日デジタルの記事
このタンカーが積んでいた原油は「コンデンセート」という超軽質原油で、13万6000トンもの積載があったようです。
日本での報道がほとんどない事故ですが、海外メディアは過去数十年で最悪の原油流出事故であることを報道しており、アジアの海、とくに韓国・日本の主要漁場での影響が心配されています。
確かに原油流出のシミュレーション(英国海洋センター)を見ると日本近海での事故であり、海洋環境の与える影響が少なくないことはあきらかです。
http://fingfx.thomsonreuters.com/gfx/rngs/CHINA-SHIPPING-SPILL/010060NC166/index.html
13万6000トンという量自体がもうすでにどの程度のものなのか、想像する域を超えてしまっていますが、日本近海に滞留する可能性もあり非常に心配です。