母の終活8 一進一退

昨日の日中の母は絶好調だった。見舞客と談笑し、往診に来てくれた看護師には冗談を飛ばす元気もあった。お小水も順調にでたため、このまま回復をしていくように思われた。

 

夕方からはドイツ在住の私の友人でもあり、「なぜ塩と水だけですべての病気が癒え、若返るのか」(ヒカルランド)の著者でもあるユージェル夫妻とビデオ電話で話をして、自然な食べ物で血圧を安定させていく方法のレクチャーも受け、すべてがうまく回っているように思えた。

暗転したのは深夜にトイレに行ってから。無理に排便をしようとしていきんだのをきっかけに心臓の苦しさを訴え気持ちが悪いと言うために急いで酸素吸入を施し、ベッドに横にならせた。看護師にも電話をして脈泊と血圧、症状を報告。一時的な頻脈による息苦しさだと思うが安静にして、安定剤を一錠飲むように指導される。母も服薬したいというのでこれを一錠与えた。

 

だいぶ苦しそうは状態で、妹を呼ぶように言われ、ベッドサイドに私と妹、父が見守る格好になった。この状況はもしや、という考えが脳裏をよぎる。胸が苦しいというので私がゆっくりとなでてあげ、足が冷たいというので妹が手で包んだ。ドラマでよくみるような臨終のシチュエーションができあがったな、と妙に冷静に考える自分がいた。その時、母が私に向かって手を伸ばすので、これはもしや手を握ってという合図なのかと思ったのだが・・・母から出た言葉は「息がくさい・・・」と私を追いはらうものだったのだ。笑ってはいけない場面つきつられたyではあるが、私が呆然とする姿に妹が少し笑い、母も「あ、おにいちゃんごめん、冗談、冗談」と笑った。

 

それから少しづつ脈は落ち着き、母は気持ちよさそうに寝息をたてはじめた。心配なので横で寝たのだが、あまりに静かなので途中心配になり息があることを確認する。

 

今朝起きると疲れた様子ではあるが、落ち着いており、息苦しさもなく、血圧、脈拍とも医師がこの間に抑えてという数値をキープしている。

 

母がまだまだ、危険な水域にいることをつきつられたようで少し私も落ち込んでいる。

 

今日は来客も断り、静かに過ごそうと思っている。