繊毛運動を助ける塩水

そろそろ春の到来を感じさせる季節になってきましたが、風邪やインフルエンザのはやる季節です。

 

寒い季節はついつい水分補給がおろそかになりますが、冬こそ水分補給をこまめにしたほうが風邪予防になります。

 

 

口や鼻からはいる1日の空気量はなんと2万リットル!、この中にはほこりやばい煙、カビ、細菌、ウイルスなどの異物が混じります。この異物をブロックしているのが、気管支にじゅうたんのように並んだ繊毛と粘膜です。

(画層出展:学術情報センター)

気道に入った異物は粘液がキャッチし、線毛がこれを受け渡しながら体外へ排出(タンやせき)したり、食道から胃にはこばれて消化します。


その様子は、大きな玉を人の手で次々と受け付きながら送っていく運動会の大玉送りに似ています。

 

わずか直径1,000分の1ミリの線毛の動きが、外部から混入する異物から、身体を守るのにたいせつな役割を担っているのです。

 

この繊毛は水分に浸されることによって動くことができます。あたかも水にそよぐ水草のように動くからです。

 

体内の乾燥によってこの潤いがなくなると繊毛は足並みをそろえて動くことができなくなり、異物の進入を許すことでインフルエンザや風邪にかかってしまいます。

 

人は加齢とともに「のどがかわく」という感覚が鈍ってくるため、水分補給をしなくてもよいと錯覚してしまいますが、毎日の水分補給は健康維持の第1歩です。ちなみにアルコール摂取は体内の水分をうばうため、水分補給にはなりません。

 

冬にうがいがすすめられるのは殺菌とともに、この繊毛に潤いを取り戻させるという意味合いもあります。

 

このうがいには「塩水」が昔から用いられてきました。各薬品メーカーからさまざまなうがい薬が販売されていますが、一番安心して使えるのは「塩水」です。

 

朝1杯、塩水を飲むことも有効です。

 

本日は日曜日、楽しい1日をお過ごしください。