ネットショップのジレンマについて

京都大学総長で霊長類学者の山際寿一氏が朝日新聞(1月1日)に寄稿した文章を興味深く読みました。

 

人間に白目があるのは、視線のわずかな動きをとらえ、相手の気持ちをよりつかめるように進化した結果だそうです。

私はネットショップを運営しており、労働時間の多くをパソコン画面の前で過ごしています。より多くの人にお塩の奥深さと大切さを知っていただきたい、という思いでやっていますが、時に本当にその思いはネットという媒体で伝わるのだろうかと不安になることがあります。

 

時間や機会があれば、直接お塩のセミナーを開いていろいろとお話をすることもありますが、その時の対人関係の感覚は、やはりネットでのやりとりでは再現できないエモーショナルな部分があるものです。

 

山際氏は現代は不安が極大化した時代だとも述べられています。人類の歴史のほとんどは肉食獣から逃げ隠れし、集団で守りあう時間でした。そのため人間の体の奥底には互いに協力しないと安心は得られないことが刻みこまれており、安心は決して一人では得られません・・・と。

 

私の近くには家族がいてくれるので、一人でのネットショップ運営でも精神のバランスをとってやっていられますが、もし一人なら、ネットで数字合わせをするような無味乾燥なことになるのではないか、と恐れています。

 

日ごろの運営も、取引先や、作業の依頼先、商売仲間との交流があって、やっと楽しい時間を保っているような気がします。電話でも人の声を聞くと元気がでるものです。

 

私はお酒が大好きですが、一人で飲むのはあまり好きではありません。やはり、誰かと酌み交わすのが好きなのです。人生で一番楽しいと思えるのは心許せる仲間と共に過ごす時間です。

 

私はよく言えばおおらか、悪くいえば大さっぱで、その性格ゆえ大抵の方とは仲良くさせていただけます。今年はそんな感じをできる限りネットショップにもだしていければな、と思っています。まずは手書きのプリント礼文とか、このブログ発信とか、そんなあたりからでしょうか。

 

大抵はパソコンの前におりますので、お塩についてご相談やご不明点があれば、どしどしメールや電話でお気軽にご連絡ください。

 

今年はオフ会的なお塩の会、飲み会等もイベントとして企画しようと思っています。

 

なかなか明快な答えはでませんが、ネットショップのジレンマと戦いながら、信頼を積み重ねていこうと思っています。

 

皆様、本日も丁寧に仲良く、気持ちよい1日をお過ごしください。