コレクション: 仕入れ日誌(後編)

今回は報告後編です。
右の写真は、工場の機械をバラして、徹底清掃と部品の交換を行った時のもの。
急遽伸びたパキスタン滞在
今回は飛行機に乗れなかったことでいただいた貴重な時間ということで、パキスタンで残りの仕事を片付けることにしました。
うまくいっていない現在の機械をリニューアルすることにし、その工作をしてくれる職人さんを探しにまた下町の工場街へ出向きました。今回の職人さんには以前も1度お願いしており「腕は確か」ということです。
息子と二人、手早く見積もりをして「1週間」で仕上げると言ってくれました。
「いやいや、パキスタンの1週間は10日だからね。」と混ぜ返すと「いや、1週間もいらないぞ。」と力強い応答です。
工場と作業場とのアクセスも近いのでアフターフォローもしてくれそう。

この親父さんの腕に我が命運がかかっていると言っても過言ではありませんが、顔つきを見て、この親父さんなら大丈夫そう。と思いました。頑固な職人そのもの。腕も体もちゃんとした仕事をしているオーラがあります。
原点に立ち返る
今回のパキスタン行きは開店前の2012年以来、4年ぶりのことでした。
4年のうち、商売になるかならないかわからないものが少しづつ可能性を広げてきたのですが、この先10年のことを考えると、原点に返る必要がありました。
ここ2週間は配送倉庫の移転も同時に行い、お店も開店休業中なので売り上げをたてることができない「穴」は正直痛いのですが、跳ぶ前に屈めという気持ちで思い切って時間とお金を使いました。
日本では多くのお店がパキスタン産の岩塩をヒマラヤ岩塩として販売していますが、実際に現地を訪れ、採掘場所から生産現場を見て、生産現場の環境改善にまで関わる業者はそうはいないでしょう。

岩塩粉砕工場の工員と塩G
パキスタンの岩塩にも質の良いものから悪いものまで様々ありますし、加工の仕方ひとつで品質も違ったものになってしまいます。
当社は小さくとも、最高級の素材、最高の生産体制をもって、安心・安全なパキスタン産の食用岩塩を提供していく店舗として独自のブランディングを行っていきます。

源気商会では品質の高い原料のみ取り扱います。写真はクリスタル岩塩の原石。
商売人には「3方良し」という言葉があります。うちは日本で売り上げを作りつつ、これをパキスタン原産地の環境改善にフィードバックしていこうと思っています。善意のボランティアではありません。3方が良くなければ、継続的な商売はできないからです。
ヒマラヤ岩塩にご興味のある方はお気軽に当店までお問い合わせください。
原料提供に関するお問い合わせ
源気商会では商品の原料提供に関してのお問い合わせを受け付けております。
御社の素晴らしい商品に合わせて、源気商会のクリスタル岩塩をご検討ください。
各種製品のOEM等のご相談も承ります。