塩水健康法(塩水療法)の可能性

塩水健康法(塩水療法)の可能性

「なぜ塩と水ですべての病が癒え、若返るのか?」 は出版されて約5年、今も重版を続けるロングセラーで、出版をしてくれたヒカルランドさんの現在の売上ランキングでもベスト16位になっています。多くの書籍が出版されては消えていくなかで、「読み続けられていることが本物の証である」という、お言葉をある方からいただきました。

書籍の著者であるユージェル・アイデミール氏が私用で来日されたのを契機に、ヒカルランドさんが東京での2日間の講演会を企画してくれました。

ユージェルアイデミール
初日はあいにくの大雨でしたが、飛行機や新幹線を使って会場まで足を運んでくださる方もいらっしゃり、ZOOMでの動画配信とあわせて意義深い講演会になりました。トルコ語で話すユージェル氏の通訳をプロの方にお願いしたのも大変良かったと思っています。彼が話す内容を正確に知ることができました。

 ユージェル・アイデミール

1日目は「人はなぜ病気になるのか?」という答えは、細胞と体内環境の乾燥と汚染にあるという見解を、様々な角度から掘り下げてお話をいただきました。病気は感染症と、生活習慣病の二種類に大別され、ガンは生活習慣病がいきつく最終地点であって、その原因とは「細胞と体内環境の乾燥と汚染」であり、これを取り除かない限り根本的な解決とはならないということを、細胞を水槽にいる魚に例えてわかりやすく説明してくれました。

 水槽の魚(細胞)が病気になるのは水槽(体液、体内環境)の悪化によるもので、魚自体に問題があるわけではないという例えは、明確なイメージとして参加者に伝わっているようでした。

2日目は「体内の乾燥と汚染をどのように取り除くのか」という実践方法をユージェル氏から教えていただきました。体内に十分な水を届けるための塩水補水、そして汚染を取り除くための腸内洗浄、肝臓胆管の洗浄方法についてです。

塩水補水については誰もが安心して日常的に用いることのできる簡単な方法ですが、肝臓と胆管の洗浄に関しては、胆石が途中で詰まってしまう危険性もあり、安易な実施は危険性もあるというご意見を、内科医の小松先生からいただきました。この件については改めて、ユージェル氏と小松先生の対談の機会を設けて、どのような取り扱いを日本でしていくべきか協議していきたいと考えております。

 また芝山鍼灸整骨院の芝山先生から、塩水補水をすることで患者さんにどのような変化があるかをお話いただきました。

 チクチク療法 芝山鍼灸整骨院

芝山先生はチクチク療法という痛み刺激を与えて病気にアプローチする、西洋医学とも東洋医学とも違うメイド・イン・ジャパンの治療体系を提唱されていらっしゃいますが、チクチク療法を行う際に塩水補水を行うことで患者さんの筋肉が柔らかくなり、施術効果が高まるという報告をしていただきました。これは塩水により体内の電気信号伝達がスムーズになり、刺激に対しての反応がよくなるからだろうという推測されているということです。

 塩水健康法(塩水治療法)で用いられる塩水は塩からいものでなく、塩を感じるか感じないかの境目で、まろやかさを感じるようなミネラル水です。

 これを日常的に飲むことで、細胞を潤し、体内の老廃物を外にだすことで、体内(水槽)の環境を浄化しようという、極めてシンプルな考え方をベースにしています。

 塩の摂りすぎやお水の摂りすぎを心配される方もいらっしゃり、最初の段階では様々な症状(むくみ、頻尿等)がでる場合もありますが、ゆっくりと体に塩水をなじませることで快適な体調を感じることが期待できます。

 健康法というよりは、日常習慣と言い換えてもいいのかもしれません。

この日常習慣を知って実践している方と、知らずに減塩を信じている方では行く道は二手に分かれますが、その行きつく先がどのようなものかはご想像にお任せしようと思います。

医療現場のプロからも注目されている塩水健康法(塩水療法)が資本主義社会でゆがめられたものならないよう監視し自戒をしながら、少しでも社会に役立つ一般常識として普及していくための、広報係として頑張っていきたいと思っています。

久しぶり(約10年ぶり)にあったユージェル氏は以前とまったく変わっておらず、元気で若々しい体調を維持されていました。彼の姿から、彼が実践している塩水補水と植物性を中心とした食生活は、多くの方の希望となる可能性の大きさを改めて感じました。

ユージェル・アイデミール

(写真:息子・源のグループ展にて、ユージェル・ファミリーとの久しぶりの再会)

私自身も初心にもどって、この塩水健康法と真摯に向かい続けようと心に誓った3日間となりました。

講演会に関わっていただきました多くの皆様に御礼を申し上げます。

ブログに戻る

1件のコメント

とても良い会でした。
早速、取り入れております。

服部吉信

コメントを残す