アスリートと塩(塩水補水法)

クリスタル岩塩を使った塩水補水法の効果として、特にランニングに関するパフォーマンスが向上したというお話をたびたび聴くようになりました。競技中の熱中症やこむら返り(筋肉痙攣)の原因としては競技前に十分に体内の塩水を保持していなかったために起こると考えられています。

それは競技前に一時的に塩水補水すればよいという話ではなく、常日頃よりコンスタントに塩水補水を行って、常に体内に塩水がいきわたり筋膜電位を正しく伝えられる体内環境をつくるということが大事だと思います。

塩水不足は、細胞内脱水とともに筋肉を動かす微弱電流がうまく流れない状況をつくりだしてしまうためにパフォーマンスが落ちてしまうのです。

昔の運動部では水分補給は我慢すべきものとして考えられていて、水を飲むとバテルとも言われていましたが、これは真水のみを飲むと体内塩分濃度が薄まるために急激な発汗をしなくてはならず、これによって体力が奪われることを経験的に知っていたからなのだと思います。できるだけ汗をかかない体質にもっていくという発想だったのではないでしょうか。

当然こういった環境は身体にダメージを与えるので、わずかな塩とともにお水を補給すれば問題は解決するはずです。

お塩とともに使われる療法として整膚(せいふ)などがあり、これは皮膚をつまんだり、さすったりすることで刺激を与え血流をよくしてコリをほぐします。いつでも誰でも簡単にできて効果があるためにおすすめなのですが、これにもコリをほぐすという中に筋膜電位の正常化という側面があるのかもしれません。

アスリートは塩水補水とともに、カルシウム、マグネシウム、カリウムを摂る必要があります。サプリメントで補う方法については懐疑的な面があり、天然のナッツ類やバナナなどを利用するのが良いと思います。

特にカリウムについてはナトリウムとの対比関係にある物質なので、塩水補水とともにカリウムを多くふくんだトマトや梅、バナナなどがおすすめです。

マグネシウムについては、長時間、運動をすると体外に排出されてしまうため、1日350mgから500mgを補給すると良いのですが、これをお塩だけで賄うのは大変です。

アーモンドやカシュナッツにはマグネシウムが多く含まれており、塩水補水とともに併用すると良いパフォーマンスが得れれるはずです。また、マグネシウムは筋肉をほぐし、交感神経を和らげる天然の鎮静剤であり、タンパク質や脂肪、炭水化物の消化吸収を促進させる力があります。

塩水補水を始めるとまず、消化器官が正常に動きはじめること、眠りが深くなることを実感される方が多いのですが、これはマグネシウム効果とともに体内の電位が安定することに主因があるのではないか、と考えています。

サプリではなく、天然ミネラルにこだわるのは、植物に含まれるミネラルはミネラル分子が小さいために細胞に浸透しやすいからです。

常日頃からの塩水補水、皮膚への刺激、ナッツ類の天然ミネラルの利用が、パフォーマンス向上につながるはずです。