細胞内の水はH₂Oじゃない?EZウォーターと塩水生活の可能性
この本で興味深かったのは、細胞内に存在する水の構造が、通常のH₂Oではなく「ゲル状の構造をもつ水」であると述べられていた点です。
これは、ワシントン大学のジェラルド・ポラック教授の発見でもあります。彼は、水には固体・液体・気体という3つの状態以外に「第4の層」が存在するとし、それをEZウォーターと名付けました。
EZウォーターとは?
EZウォーターの分子構造は、酸素原子が六角形に配置された水分子の薄い層が何層にも重なっているようなイメージで、化学式はH₃O₂が提唱されています。
このEZウォーターには賛否両論がありますが、ポラック博士らの研究によると、EZウォーターは光(特に赤外線)のエネルギーによって活性化し、体の代謝にも影響を与えている可能性があるとされています。
現在の常識では、血液は心臓の拍動によって流れるとされていますが、EZウォーターが血管内部に存在し、血流を起こしている可能性についても言及されています。
実際、心臓が停止しても血管自体に血流を通す機能があることから、この仮説はあながち否定できないのかもしれません。
EZウォーターを活性化する方法
では、実生活において細胞内のEZウォーターを活性化し、血流を良くするためには何が必要なのでしょうか?
ポラック博士が提唱する方法は、非常にシンプルで、誰もが知っているような習慣です:
- 水分を十分に取る
- 野菜ジュースを飲む
- ターメリックやココナッツなど、EZを広げる作用のある食物を摂る
- 日光を浴びる
- サウナに入る
- アーシング(裸足で地面に触れる)をする
「雪解け水を使って生活している人たちに長寿で健康な人が多いのは、EZウォーターを日常的に飲んでいるからかもしれません」と、ポラック博士は述べています。
これは、私たちが実践している塩水生活にも活用できる大きな知恵だと感じています。
水の本質を知ることで、身体との向き合い方も変わってくる──そんな気づきを与えてくれる研究でした。