水だけではダメ
今朝、新聞の健康欄を読んでいると、熱中症対策についての記事がありました。
「熱中症対策には水だけ飲んでも駄目！」という内容でしたが、その中に興味深い話が載っていたので、少し調べてみました。
1971年インド・コレラと経口補水液
1971年、インドで発生したコレラに対して経口補水液（ORS／塩水）を与えたところ、発生率30％を3％に抑える事ができた。という記録が残っています。
厚生労働省のHPにも記述があり、以下のように紹介されています：
「コレラは急性の下痢を起こす疾患で、治療しなければ数時間で死に至ることもあります。一方で、ほとんどの患者は、速やかに経口補水液（ORS）を投与することで順調に治療ができます。」
大人には初日に6ℓの補水が必要とされていますが、6ℓはなかなかの量ですね。
経口補水液＝塩水＋ブドウ糖
経口補水液とは、基本的には塩水ブドウ糖のことです。
日本人も昔から、腹の調子が悪い時には重湯に塩梅干しを用いる知恵がありました。
体内に塩がないと殺菌ができず、免疫力が落ちてしまうのです。
塩水の歴史的な活用
中世ヨーロッパでチフスが大流行した際にも、塩水が治療に用いられました。
塩水は人間の免疫力を維持し、急性の疾患にも効果を発揮するものです。
日常的な塩水補給のすすめ
熱中症対策としても、感染症予防としても、日常的に適切な塩水を補水する
細胞を潤し、体を守る「塩水健康法」の知識が、もっと世間に広がっていきますように。
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