春の光と塩の記憶──コリウール村と感染症の話

春の光と塩の記憶──コリウール村と感染症の話

 

🌸春の光と塩の記憶──コリウール村と感染症の話

もうすぐ春満開。 本来であれば、明るく愉しい季節のはずですが、コロナ騒動がその光に影を落としています。

少しでも、コロナ対策のヒントになればと思い、2016年に書いたブログを思い出しました。 テーマは「ペスト」。今こそ、もう一度引っぱり出してみたいと思います。

⚰️ペストが猛威をふるった時代

14世紀のヨーロッパでは、ペストが全人口の半分を死に追いやったと言われています。 その死者数は7500万人とも言われ、人類史上最も猛威をふるった感染症でした。

そんな中、ペストの影響を受けなかった小さな漁村があったのです。

🐟塩が守った村──コリウールの話

フランス領、スペイン国境近くにある「コリウール」という村。 ここではアンチョビ漁が盛んに行われていました。

【現在のコリウール】
ここで捕れるアンチョビは、大西洋のものよりも小型で脂肪が少なく、味が良かったため、コリウールの塩漬けアンチョビーは世界一とも言われていました。

村全体がこの作業に関わっており、男たちが穫ってきたアンチョビを塩につけて1ヶ月おき、 その後、女性たちが頭と腸を取り除いて三枚におろし、塩と魚が交互になるように樽に詰めていきました。

この作業には大量の塩の備蓄が必要であり、 この塩こそが村人をペストから救ったというのが有力な説です。

コリウール村ではペストは流行らず、死人も出なかったという記録が残されています。 塩が村全体の抵抗力を高めていたのではないかと考えられています。

🧴私の塩水習慣

私自身も、日頃から塩水を100円ショップのスプレーボトルに入れて、 顔にかけたり、喉に噴霧したりして愛用しています。

塩と水が、見えない悪いものから守ってくれるような気がするのです。

科学的な根拠はありませんが、ハーブと一緒に塩水を体に塗ると、とても調子が良いと感じています。

🌿春の光に包まれて

感染症の話は重たいものですが、 塩と水というシンプルな存在が、私たちの暮らしを静かに支えてくれている── そんなことを思いながら、春の光をゆっくり味わいたいと思います。

もうすぐ春満開。本来であれば明るく愉しい季節にコロナ騒動が影を落としていいます。

コロナ対策の何かのヒントになればと・・。

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