パキスタン滞在の2日目では工場の機械をバラして、徹底清掃と部品の交換を行いました。
ここまでやらないと私は納得しないよ!というポイントをややオーバーアクションにお伝えしたつもりです。
はじめは戸惑っていた現地の工員ですが、共に重いものを運んだり、機械の汚れを落とすうちに打ち解けて、「あれとって!」と日本語で話しても通じるようになります。
処置を加えながら問題点を洗い出し、本日はここがベストだろうというところまで整備してから、テスト粉砕を行いました。
きれいなクリスタル岩塩が気持ちよく粉砕されて出てきます。
「これだよ!これ!」
工員たちも出来上がる塩のクオリティーにいつもと違う感触を感じているのがわかりました。
心地よい疲れを感じながらパキスタン人の友人との帰路、彼が日本のドラマで「下町ロケット」が好きだという話になりました。
「何回も失敗があって、その後成功があるというのが良いですね、土井さん。」
そう、今日は完全な成功ではありませんでしたが、明らかな前進があり、
彼がそういう気分を「下町ロケット」というドラマを持ち出して私に伝えたいということがよくわかりました。
パキスタン。思えば遠くへ来たものですが、まだまだ源気商会の旅ははじまったばかりです。