ヒマラヤ産岩塩の原産地・パキスタンからの報告

ヒマラヤ産岩塩の原産地・パキスタンからの報告

14時間のフライトを終えてパキスタンのラホール国際空港に辿りついたのは深夜1時半でした。

乗客のほとんどはパキスタン人と中国人。日本人らしき乗客は見当たりません。

特に北京から乗り込んできた中国人の数は多く、ここでも中華パワーを見たような気がしました。

ラホール空港へ今回お世話になるパキスタン人の友人が迎えにきてくれることになっていました。

深夜の到着なので、人影もまばらかと思っていたのですが、入国審査を終えて空港を出ると熱気をはらんだお迎えの群集が待ち構えておりました。

その中に友人の姿を探すのですが、「いない・・・」。皆同じような顔つきなのでもう一度見渡すが「いない・・・」

やや呆然と空港玄関前で立ちすくんでいると、今、到着したらしきパキスタン人の乗客たちが玄関から出てきます。そのたびに列をなしていた人の輪から、花をもち目を潤ませた関係者たちが彼らに走りより抱擁し合っています。

玄関を出てすぐのこのエリアは「熱烈歓迎、再会抱擁の場」らしく、そのためにわざわざスペースをあけているようでした。

再会の度にピンクの花びらが宙を舞い、感極まった人たちの高揚が深夜2時の空港前玄関で充満しておりました。

友人の姿がないので、しばしその情景をスマフォで撮影。
そのうちに携帯がつながって友人と合流、深夜の道を走って友人宅にたどり着いたのは3時をすぎていました。

途中、警官に車をとめられ、パスポートを提示しました。「深夜でも警戒がすごいね。」と友人に話しかけると、「日曜日に自爆テロがあり、70人近くが亡くなりましたので、警戒を強めているところです。」という説明を受けました。

「70人・・・。公園で・・、しかも数日前・・・」

深夜2時の熱烈抱擁で見たパキスタン人の家族への強い愛情。彼らのような市民が被害に逢われたかと思うとなんともやりきれませんでした。

被害者へのご冥福とわが身の安全を祈りました。
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