2012年、私はこだわりの塩専門店のネットショップを立ち上げました。
そのきっかけとなったのは、ドイツ在住のユージェル・アイデミール氏がトルコ語で執筆した『命の源 塩と水』という書籍を、日本で出版するという話を耳にしたことでした。
映像業界から塩の世界へ
それまで私は別の業界で働いており、塩の販売も出版の経験もまったくありませんでした。
トルコ語の書籍をどうやって日本語に翻訳するのか、そして翻訳したとしても出版社が扱ってくれるのか──不安は尽きませんでした。
翻訳という壁を越えて
トルコ語の翻訳者は日本では非常に少なく、翻訳会社に依頼してもコストが高く払える額ではありませんでした。
そこで、トルコ語学科のある大学に片っ端から連絡を取り、翻訳ができる学生さんを探すことにしました。
そして出会えたのが、早稲田大学の斎藤いづみさんでした。
トルコでの生活経験があり、トルコ語に堪能なだけでなく、日本語の表現力と教養も豊かな方でした。
彼女の翻訳は、単なる直訳ではなく、内容を深く理解したうえでの読みやすい日本語に仕上げてくれました。
出版までの道のり
出版が決まったのは2017年の春。
ここに至るまでには、出版社を紹介してくださる方との出会いや、編集者が個人的に内容を気に入って推薦してくださるなど、幸運が重なりました。
原題『命の源 塩と水』は、最終的に『なぜ《塩と水》だけであらゆる病気が癒え、若返るのか!?』というタイトルに変更されました。
当初はこのタイトルに不安もありましたが、結果的にロングセラーとなり、編集者の判断に感謝しています。
ランキング1位とジャンル変更の驚き
発売当初、Amazonの医学薬学ランキングで1位を獲得。
その後、なぜかジャンルが「超常現象・オカルト」に変更され、そこでも1位を獲得しました。
推薦者と読者の広がり
本書には2名の医学博士による推薦文と、紹介文をいただいています。
出版当初は賛否両論のレビューが目立ちましたが、最近では好意的な声が増えてきたように感じます。
実際に塩水療法を試して効果を感じた方が、レビューを書いてくださっているのかもしれません。
医療現場への浸透と私の変化
この書籍をきっかけに、医療現場でも塩水療法を紹介してくださる方が少しずつ増えています。
その広がりはゆっくりとしたものですが、乾いた砂に水が染み込むように、じわじわと浸透している感覚があります。
塩水療法への理解の深化
当初は「クリスタル岩塩を知ってもらいたい」という気持ちが強く、書籍もそのための宣伝ツールと捉えていました。
今でも少しその気持ちはありますが、塩水療法に使う塩はクリスタル岩塩でなくても構いません。
大切なのは「良い塩」と「良い水」を使い、体内を乾燥させないように意識して摂ることです。
これは本質的で普遍的な養生法・健康法だと、今では深い自信をもって言えるようになりました。
書籍の広がりとこれから
「塩水療法」という言葉は、ある意味では商品名のようなもの。
「塩水健康法」「塩水習慣」「塩水補水法」など、呼び方は自由です。
肝心なのは、「安易な減塩にはあまり意味がない」ということ。
「塩と水を1セットのものとして考えていく」ということです。
良い水と塩をしっかり摂ることで、体は自然と良い方向へ向かっていきます。
その気づきのきっかけとして、この書籍が存在しているのだと思います。
現在、書籍の販売部数は12,000部を超え、7刷目となる13,000部が刷り上がろうとしています。
出版数としては大した数字ではないかもしれませんが、1万人以上の方がこの内容に触れてくださったという事実は、私にとってとても大きな意味があります。
賛否両論があるのは自然なこと。
それでも、塩と水の力を信じて、これからも静かに、確かにこの知識を広げていきたいと思っています。
~源気商会がおすすめするアイテム~
源気商会では「塩水健康法(えんすいけんこうほう)」を推奨しています。興味のある方はこちらのアイテムからおススメしています。
①塩水健康法お試しセット
お試しで体験できる岩塩と計量スプーンのセット
②クリスタル岩塩500gパウダー
一番使いやすい、クリスタル岩塩の送料無料アイテム
