こんにちは、源気商會代表の塩Gです。
突然ですが、「トンカツには何をかけますか?」
ソースが多数派、醤油は少数派、名古屋なら味噌カツ。
トンカツに塩をかけるのは少数派だと思いますが、未体験であれば、是非!!未知の世界の扉を開けてみてください。
「天ぷらに塩!!」は一般的にも認知されて、抹茶塩を使って天ぷら食べるのはなんとなくお洒落な感じ。しますね。
天ぷらのしっとりした小麦粉の衣には塩がよく馴染むので相性が良いのだと思います。対してパン粉の衣のトンカツは表面がゴツゴツとしているので、液体系のソースや味噌で絡めるのが相性が良いのだと思いますが、上質な肉を使っているトンカツこそ、肉自体のうま味を強く感じて引き立たせる「塩トンカツ」はオススメです。
塩トンカツにあう御塩としては、海塩系よりも岩塩系をおすすめします。
湿気があって、塩気の弱い海塩だとトンカツの脂に対してボンヤリとした印象の塩味になってしまうのに対して、塩気の主張がはっきりしている岩塩は、トンカツの脂をスッキリと感じさせるシャープな塩味を感じることができます。
粒の大きさも細かいものでなく、割と粒感の感じられる大きさに削り、トンカツの衣の隙間に塩粒が隠れるように「設置」してあげると、衣と塩味がよく絡んで抜群のハーモニーを醸し出します。
逆に、しっとりした天ぷらには小さい粒塩がおすすめ!!
塩Gの地元、横浜戸塚の名店「とんかつ田中」さんでは、クリスタル岩塩を扱っていただいています。
オリジナルミルでサクサクと岩塩を削って、トンカツをいただくのは至福のひと時。
トンカツは庶民の御馳走で、ツライ事があって落ち込んだり元気がなくなっている時。「トンカツでも喰って、元気だそう!」という昭和のノリは幾つになっても好きです。
豚肉には糖質をエネルギーに変える栄養素・「ビタミンB1」が豊富に含まれており、加熱しても壊れにくく、体内で吸収されやすい特徴があるので、疲労回復にはピッタリの食材です。
トンカツに添えられたキャベツもスッキリと美味しくいただける!!というのも岩塩トンカツの良さですが、キャベツには「キャベジン」と呼ばれるビタミンUが豊富に含まれており、このビタミンUは胃酸分泌の抑制や胃粘膜の修復をしてくれる「天然の胃薬」なので、脂気の多いトンカツと一緒に食すことは理にかなっています。
美味しいトンカツ屋さんほどキャベツの量が多いというのも、実は隠れた法則かもしれません。
今度、トンカツを食べる機会があれば、是非「塩トンカツと塩キャベツ」チャレンジしてみてくださいね!!食後の胃もたれ感も、ソースに比べると、幾分スッキリするような感覚を味わっていただけるかもしれません。