「塩を減らせば良い」は過去のこと

「塩を減らせば良い」は過去のこと

お塩に携わっていると、ほぼ毎日のように「減らした方がいいんでしょう?」と言われます。

でも皆さん、いつから「減塩」って言われるようになったかご存知でしょうか。

ナトリウムだけの塩しか作ってはいけないという法律が施行されたのが、1971〜1972年にかけて。

それとほぼ同時に減塩が推奨されるようになりました。
減塩醤油や減塩味噌などが発売されたのもこの頃です。

本来、塩の中には摂りすぎたナトリウムの排出を促進してくれるカリウムなどのミネラルも入っていて、私たちはそれを普通に使っていました。

でも、この法律によってナトリウムだけの塩しか作れなくなってしまった→それまでと同じように塩を使っているとナトリウムの過剰摂取が起きる→なら量を減らそう!というわけです。

生産販売が自由化され20年以上経ち、特に日本には国産のもの以外にも世界各国から多種多様な塩が輸入されるようになりました。

ナトリウム以外のミネラルや貴重な微量元素を含むものもたくさんあります。
でも、今でも「塩=ナトリウムだけしか入っていないもの」という認識のまま、減塩が声高に謳われているんです。

変ですよね。

もう、自分に適した塩を選べる時代になったのに。
着目すべきは量ではなく質であり、塩は健康的な生命維持に欠かせないので、世界のどこかに自分に合った塩というのが必ず存在します。

みなさんも、ぜひ質に着目しながら、自分に合ったお塩を探してみませんか?


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