大切なのは適塩⑨~適塩生活実践編4 揃えておくべき基本の3種の塩~

大切なのは適塩⑨~適塩生活実践編4 揃えておくべき基本の3種の塩~

こんにちは!このブログをご覧のみなさま、適塩生活実践してますか?

SHIHO先生こと、日本ソルトコーディネーター協会代表理事の青山志穂です。
今回は、適塩生活をしていく中で揃えておくべき基本の3種類の塩についてご紹介したいと思います。

「塩を揃える?お気に入りが1種類あればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、今、日本に流通している塩は約2000種類以上あり、醤油や味噌が地域によって異なるように、塩も産地や製造方法によって、1つ1つ、味が違うんです。

塩を変えることで、料理のできあがりも変化します。
例えば、冷やしトマトを食べる時に、3種類の塩を使えば、、引き出されるトマトの味わいが異なる為、1個のトマトで3回の「味変」を愉しむことができます。

特別な技術は必要ありません。
かける塩を変えるだけで、同じトマトを甘くしたり、旨味を増したり、フレッシュ感を際立たせたり、セミドライトマトのような凝縮感を演出することもできます。

タイプの違う塩を使うと、食材の魅力を様々な角度から引き出してくれるので、より豊かな食事や、奥深い料理の世界を開くことができます。

実は、最初、私が考えた「揃えておくべき基本の塩」は、相性の良い食材別に分類した5種類でした。(この5種類については、次回のブログでご紹介する予定です)

 ある時、メディアに出演させていただいて、この5種類の基本のお塩の話をした時に、SNSで「最初っから5種類の塩を揃えることを薦める変態っぷりに痺れる!(たぶん、褒めてる!(笑))」という感想を目にしまして、「あれ?もしかして、最初から5種類って結構ハードルが高いの?」と思い当たった訳です。

お塩好きが高じて、お塩沼にハマって18年ほど経ち、もはや私のフィルターは一般的には壊れているのかもしれません(笑)。

いったん、この度を越した塩愛を横におき、原点に立ち返って、シンプルな3種類バージョンを考えてみたわけです。


その揃えておくべき3種類はこちら!!

パターンA しょっぱさの強弱をベースにする

一番ベーシックな揃え方。
食塩相当量を基準にして、高いもの、中くらいのもの、低いもので揃える



パターンB 結晶の形をベースにする

立方体を基準にして、サクサクタイプのフレークかトレミーを1つ、粒が細かくさらさらしたタイプを1つ。



パターンC 粒の大小をベースにする

中粒の塩をベースにして、粒が粗いものを1つ、粒が細かいパウダー状のものを1つ



しょっぱさの強弱はもちろんのこと、結晶の形や、粒の大小によっても、味に違いがあります。

『口に入れてザクザクするのか、あるいは、するっと舌に溶けるのか?』結晶の形によって食感に大きな違いがでます。

粒の大きさの違いでは、粒が大きければ、口に入れて溶けるまでに時間がかかるので、最初まろやかに感じ、そのあといろんな味が出てきますし、粒が小さければ、最初にバンっ!と初速の速いしょっぱさが来て、そのあとにいろんな味の余韻を感じます。

自宅に3種類のお塩があれば、食材との相性がいいか悪いかは別として、「塩を変えることによって、食材や料理の味わいを楽しむ」という点に関してはバッチリです。

比較的手に入りやすい具体的な商品名で例を挙げると、こんな感じでしょうか。

パターンA しょっぱさの強弱をベースにした場合

ロレーヌ岩塩 (強い)
クリスタル岩塩粉末 (中間)
石垣の塩 (弱い)

パターンB 結晶の形をベースにした場合

マレーリバーソルト(フレーク&トレミー)
クリスタル岩塩粉末(粉砕)
粟国の塩釜炊き(凝集晶)

パターンC 粒の大小をベースにした場合

ローズソルト粗塩 (大)
クリスタル岩塩粉末(中)
雪塩(パウダー) (小)

★源気商会オリジナルミルであれば簡単に粒の大きさを調整が可能!!

複数の塩を持つことで、食卓がより楽しく創造的になります。
純粋な塩には賞味期限がないので、腐って使えなくなることもありません。

ぜひ、何種類か揃えて、楽しんでみてくださいね。

次回のブログでは適塩生活実践編の続きで、「これさえあれば万全!基本の5種類の塩」についてお伝えする予定です!!

また、お会いいたしましょう!!


青山志穂 日本ソルトコーディネーター協会

 

★日本ソルトコーディネーター協会HP LINK

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