【塩の豆知識】人も塩も見た目では判断できない

こんにちは!
SHIHO先生ことソルトコーディネーターの青山志穂です。

今回は、塩の結晶の大きさでよくある誤解についてお話したいと思います。

【粒が大きい=岩塩は間違い】

みなさん、イギリスのマルドンシーソルトっていう、箱に入って売っている塩をご存知ですか?

薄いピラミッドかフレークの形をしていて、大きいモノだと直径1cmくらいあったりします。

レストランでの使用頻度が非常に高い塩なのですが、お店の方に「これはなんの塩ですか?」と聞くと、だいたい「イギリス産の岩塩です」という答えの返ってくることが多いこと!
心の中で「マルドンは海水塩だよ~イギリスでは岩塩採れないのに~」とボヤいてしまいます。
実は、こんなシーンはレストランに限ったことではなく、数え切れないほどあります。

これは、「粒が大きい=岩塩」という思い込みのせい。
専売制度下では、結晶が直径1mmに満たない「食塩」や「精製塩」が主流でした。
釜でぐつぐつと煮詰めると、結晶同士がぶつかり合うので細かくなるんですね。
いわゆる自然塩も、日本の塩は釜炊きが多いので粒が細かいものが多いので、「海水塩=粒が小さい」というイメージがあるようです。

それに比べると、岩塩はもともと山そのものが巨大な結晶みたいなものですから、砕き方によって、どんな大きさにでもコントロールできます。
塊のままとか、ミル用に大きめに砕いた岩塩も多く流通しているため、「岩塩=粒が大きい」というイメージがついたようです。
「粒が大きければ岩塩、粒が小さければ海水塩」という間違った認識のできあがりというわけ。

でも、海水塩も低めの温度で熱を加え続ければ、結晶はどんどん大きく成長していくんです。
海外の大規模塩田では、何年もかけて育った直径1mを越える海水塩の結晶なんかもあったりします。
逆に岩塩も、細かく砕けばパウダー状に近い状態にまでなります。

塩も人と同じように、見た目だけで判断しないようにしましょう!

青山志穂セレクション

青山志穂さんのInstagramはこちら