塩水健康法ブログ

どちらも正しい塩論議

どちらも正しい塩論議

「塩の世界史 マーク・カーランスキー著」より引用 流行に敏感な人々は、今や二つの陣営に分かれている。一つは、健康にあることに情熱を燃やし、塩の摂取を控えるタイプ、もうひとつは、塩に熱中するタイプだ。古代から、塩が体に良いと考える人間と、体に悪いと考える人間のあいだで論争が戦わされてきた。両者とも正しいのだろう。 体が塩を必要とすることには議論の余地がない。多くの研究から、高血圧や心臓血管の異常と大量の塩分摂取の相関関係は示唆されている。紀元1世紀ないし2世紀ごろ編纂された中国の医学書「皇帝内経」は、塩は高血圧をもたらす可能性があり、さらには心臓発作を引き起こしかねないと忠告している。 逆に、塩の欠乏は低血圧の原因とされる。だが、大量の塩分摂取と高血圧の関係を否定するような研究結果もある。なかには減塩の食事は不健康であると指摘する研究者もいる。 腎臓がナトリウムを過剰に貯蔵することになるし、理論上は、健康な腎臓の持ち主なら過剰な塩分を摂取しても害を受ける事はない。発汗と利尿により、人体は過剰な塩分を排出するようにできている。問題はナトリウムとカリウムのバランスである。バランス機能が欠けている場合、カリウムが豊富な野菜の摂取を調節したくらいでは、ナトリウムの豊富な塩との問題は解決されないのだ。(続く) 欧米では、ベストセラーとなったこの「塩の世界史」の著者・マーク・カーランスキー氏は世界のありとあらゆる塩の歴史由来、製法を調査した塩のオーソリティーですが、彼の塩に対する観察と批評は俯瞰的です。 塩おやじは二つの陣営中、間違いなく「塩に熱中する」派に属しているわけですが、この著書には、「塩に熱中する派」が陥りやすい失敗についてもいろいろと書かれていて面白いのです。例えば、昔は見向きもされなかった不衛生で不純物の多い塩が高値で取引される現代のグルメについては、皮肉をこめて書いています。 著作の最後は、『地球上で最も入手しやすい物質「塩」の真価を定めるのが容易であったことは、いまだかつて一度もないのである。』という言葉で閉められており、その時代の経済状態、ライフスタイル、民の健康度によって、塩のトレンドが変遷してきたことがわかります。 カリウム・ナトリウムポンプ マーク・カーランスキー氏が指摘した「カリウムとナトリウムのバランス」については、私たちの体内で細胞たちが人知れず働いてくれているという事実があります。 それが「カリウム・ナトリウムポンプ」という機能ですが、細胞内と外では、存在するカリウムイオンとナトリウムイオンの数が違います。つまり互いの濃度が異なります。 ナトリウム濃度は細胞外のほうが高いので、ナトリウムは細胞内に入り込みます。このままにしておくと細胞内外の電位差がなくなり、心臓や神経が動かなくなる、つまり死んでしまうので、細胞はこの逆の動き、入ってきたナトリウムを外にくみ出す作業をしています。この濃度差に逆らってミネラルを輸送するためにATPエネルギーが使われており、これを「能動輸送」と呼びます。 このカリウム・ナトリウムポンプをスムーズに、あまり忙しくもなく、かといって休ませることなく稼働させる必要があるということでしょう。それを考えると、過剰な大量摂取も極端な減塩も、ポンプを動かす小人たちにとっては悩みの種でしょう。 落としどころはやはり、「今日も適塩(てきえん)・よい塩梅」ということでしょうか。 お後がよろしいようで。

どちらも正しい塩論議

「塩の世界史 マーク・カーランスキー著」より引用 流行に敏感な人々は、今や二つの陣営に分かれている。一つは、健康にあることに情熱を燃やし、塩の摂取を控えるタイプ、もうひとつは、塩に熱中するタイプだ。古代から、塩が体に良いと考える人間と、体に悪いと考える人間のあいだで論争が戦わされてきた。両者とも正しいのだろう。 体が塩を必要とすることには議論の余地がない。多くの研究から、高血圧や心臓血管の異常と大量の塩分摂取の相関関係は示唆されている。紀元1世紀ないし2世紀ごろ編纂された中国の医学書「皇帝内経」は、塩は高血圧をもたらす可能性があり、さらには心臓発作を引き起こしかねないと忠告している。 逆に、塩の欠乏は低血圧の原因とされる。だが、大量の塩分摂取と高血圧の関係を否定するような研究結果もある。なかには減塩の食事は不健康であると指摘する研究者もいる。 腎臓がナトリウムを過剰に貯蔵することになるし、理論上は、健康な腎臓の持ち主なら過剰な塩分を摂取しても害を受ける事はない。発汗と利尿により、人体は過剰な塩分を排出するようにできている。問題はナトリウムとカリウムのバランスである。バランス機能が欠けている場合、カリウムが豊富な野菜の摂取を調節したくらいでは、ナトリウムの豊富な塩との問題は解決されないのだ。(続く) 欧米では、ベストセラーとなったこの「塩の世界史」の著者・マーク・カーランスキー氏は世界のありとあらゆる塩の歴史由来、製法を調査した塩のオーソリティーですが、彼の塩に対する観察と批評は俯瞰的です。 塩おやじは二つの陣営中、間違いなく「塩に熱中する」派に属しているわけですが、この著書には、「塩に熱中する派」が陥りやすい失敗についてもいろいろと書かれていて面白いのです。例えば、昔は見向きもされなかった不衛生で不純物の多い塩が高値で取引される現代のグルメについては、皮肉をこめて書いています。 著作の最後は、『地球上で最も入手しやすい物質「塩」の真価を定めるのが容易であったことは、いまだかつて一度もないのである。』という言葉で閉められており、その時代の経済状態、ライフスタイル、民の健康度によって、塩のトレンドが変遷してきたことがわかります。 カリウム・ナトリウムポンプ マーク・カーランスキー氏が指摘した「カリウムとナトリウムのバランス」については、私たちの体内で細胞たちが人知れず働いてくれているという事実があります。 それが「カリウム・ナトリウムポンプ」という機能ですが、細胞内と外では、存在するカリウムイオンとナトリウムイオンの数が違います。つまり互いの濃度が異なります。 ナトリウム濃度は細胞外のほうが高いので、ナトリウムは細胞内に入り込みます。このままにしておくと細胞内外の電位差がなくなり、心臓や神経が動かなくなる、つまり死んでしまうので、細胞はこの逆の動き、入ってきたナトリウムを外にくみ出す作業をしています。この濃度差に逆らってミネラルを輸送するためにATPエネルギーが使われており、これを「能動輸送」と呼びます。 このカリウム・ナトリウムポンプをスムーズに、あまり忙しくもなく、かといって休ませることなく稼働させる必要があるということでしょう。それを考えると、過剰な大量摂取も極端な減塩も、ポンプを動かす小人たちにとっては悩みの種でしょう。 落としどころはやはり、「今日も適塩(てきえん)・よい塩梅」ということでしょうか。 お後がよろしいようで。

子供食堂へゼロ円岩塩のご提供

子供食堂へゼロ円岩塩のご提供

以前も子供の孤食『子供食堂』についてブログで書かせていただいて、少し時間がたちましたのでまたまた告知させていただきます。   ※子供食堂とは、孤食を防ぐために子供やその家族に無償あるいは低料金で食事を提供する活動の事です。   当店はヒマラヤ産でも希少なクリスタル岩塩と、ポピュラーなピンク岩塩を取り扱っております。生産に際しては岩のような原石をクラッシャーにかけて、それぞれの大きさにわけ(ミル、パウダー、ブロック)パッケージをして販売しているのですが、クラッシュするさいにこのサイズにあてはまらないものが多少でます。このような塩は自家消費しているのですが、一家族で使うには余りあるものなので、是非、全国で子供食堂をされている方々に無償提供させていただきたいと思っています。   通常販売をしているものと比べると粒にバラツキがあります。選別作業をしていないために自然物が若干混入していますが、目視でとりのぞいていただければ問題なく使えます。   うちには毎日のように、ヒマラヤ産の岩塩をなめに子供達が集まってきます。最初は熱中症予防にと、知り合いの子供にあげていたのが、いつのまにか子供の口コミで広がり、今ではいちいち対応ができないので玄関に岩塩をおいています。子供達はちゃんと挨拶とお礼を言ってこの塩を舐めていきます。子供達の活力に欠かせない本物のお塩なのです。子供達は「美味しい」と思ってこのお塩をなめにきてくれます。   【玄関先に置いてあるお塩】   お塩をなめはじめると子供達の顔つきも変わりますよ。青ばなをたらしていた子が気がつくときれいな顔をしていたりします。   もちろん調理に使っていただければ、塩だけで食材の旨味がかわります。塩おにぎりがごちそうになります。   無償提供できるお塩には限りがありますが、ご連絡をいただければ必要量をお送りさせていただきますし、活動を支援するために定期的なご提供をさせていただきます。   お近くに子供食堂を運営する方がいらっしゃいましたら是非、この記事をシェアしていただきますようお願いいたします。   小さな塩屋で、やれることは微力ですが、何かお手伝いできることがあればお声掛けください。   商品紹介 クリスタル岩塩ミルタイプ 250g  

子供食堂へゼロ円岩塩のご提供

以前も子供の孤食『子供食堂』についてブログで書かせていただいて、少し時間がたちましたのでまたまた告知させていただきます。   ※子供食堂とは、孤食を防ぐために子供やその家族に無償あるいは低料金で食事を提供する活動の事です。   当店はヒマラヤ産でも希少なクリスタル岩塩と、ポピュラーなピンク岩塩を取り扱っております。生産に際しては岩のような原石をクラッシャーにかけて、それぞれの大きさにわけ(ミル、パウダー、ブロック)パッケージをして販売しているのですが、クラッシュするさいにこのサイズにあてはまらないものが多少でます。このような塩は自家消費しているのですが、一家族で使うには余りあるものなので、是非、全国で子供食堂をされている方々に無償提供させていただきたいと思っています。   通常販売をしているものと比べると粒にバラツキがあります。選別作業をしていないために自然物が若干混入していますが、目視でとりのぞいていただければ問題なく使えます。   うちには毎日のように、ヒマラヤ産の岩塩をなめに子供達が集まってきます。最初は熱中症予防にと、知り合いの子供にあげていたのが、いつのまにか子供の口コミで広がり、今ではいちいち対応ができないので玄関に岩塩をおいています。子供達はちゃんと挨拶とお礼を言ってこの塩を舐めていきます。子供達の活力に欠かせない本物のお塩なのです。子供達は「美味しい」と思ってこのお塩をなめにきてくれます。   【玄関先に置いてあるお塩】   お塩をなめはじめると子供達の顔つきも変わりますよ。青ばなをたらしていた子が気がつくときれいな顔をしていたりします。   もちろん調理に使っていただければ、塩だけで食材の旨味がかわります。塩おにぎりがごちそうになります。   無償提供できるお塩には限りがありますが、ご連絡をいただければ必要量をお送りさせていただきますし、活動を支援するために定期的なご提供をさせていただきます。   お近くに子供食堂を運営する方がいらっしゃいましたら是非、この記事をシェアしていただきますようお願いいたします。   小さな塩屋で、やれることは微力ですが、何かお手伝いできることがあればお声掛けください。   商品紹介 クリスタル岩塩ミルタイプ 250g  

驚異のクリスタル洞窟

驚異のクリスタル洞窟

塩おやじが扱うクリスタル岩塩は、名前のとおり「水晶 crystal」に非常に見た目が似ているガラスのようなお塩です。 本来の水晶とは二酸化ケイ素(SiO2)が結晶してできた鉱物(石英)のうち、大きく透明度が高いものです。古いフランス語である”cristal”(氷、氷のような鉱物)に由来し、 圧力を加えると、表面が電荷する性質があります。水晶に交流電圧をかけて生じる一定周期の振動を利用しているのがクォーツ時計です。 水晶には透明のものだけでなく、紫色のアメシスト、黒水晶などもあり、宝石・パワーストーンとして珍重されてきました。水晶には不思議な力が秘められていると信じられており、占い玉や魔除けとしても使われています。 楽器には水晶を使った「クリスタルボウル」と呼ばれるものもあります。非常にきれいな音色を出します。ヒーリングや瞑想との親和性が高く、塩おやじもクリスタルボウルのCDを仕事中流すことがよくあります。 巨大な水晶ひしめく洞窟が、メキシコのナイカ鉱山の地下で発見されたのが2000年です。その中は摂氏50度、湿度100%という過酷な状況で、防護服がないと中に入ることができません。米ニューメキシコ工科大学付属の研究機関が、この結晶のなかから未知の真性細菌や古い微生物のサンプルを採取したそうです。   photo by http://www.123inspiration.com/   クリスタル岩塩の主成分は塩化ナトリウムですが、分析すればそういったものも中には含まれているのではないか?と考えてしまいます。成分表が示すクリスタル岩塩の味は単純な塩っぱみなはずなのに、水に溶かすと感じる貝類のようなエキスの旨味は、古代海水に生息していたプランクトンや微生物が影響を与えているということはないだろうか?   クリスタルの不思議、塩の不思議。調べてもわからない事がいろいろあります。

驚異のクリスタル洞窟

塩おやじが扱うクリスタル岩塩は、名前のとおり「水晶 crystal」に非常に見た目が似ているガラスのようなお塩です。 本来の水晶とは二酸化ケイ素(SiO2)が結晶してできた鉱物(石英)のうち、大きく透明度が高いものです。古いフランス語である”cristal”(氷、氷のような鉱物)に由来し、 圧力を加えると、表面が電荷する性質があります。水晶に交流電圧をかけて生じる一定周期の振動を利用しているのがクォーツ時計です。 水晶には透明のものだけでなく、紫色のアメシスト、黒水晶などもあり、宝石・パワーストーンとして珍重されてきました。水晶には不思議な力が秘められていると信じられており、占い玉や魔除けとしても使われています。 楽器には水晶を使った「クリスタルボウル」と呼ばれるものもあります。非常にきれいな音色を出します。ヒーリングや瞑想との親和性が高く、塩おやじもクリスタルボウルのCDを仕事中流すことがよくあります。 巨大な水晶ひしめく洞窟が、メキシコのナイカ鉱山の地下で発見されたのが2000年です。その中は摂氏50度、湿度100%という過酷な状況で、防護服がないと中に入ることができません。米ニューメキシコ工科大学付属の研究機関が、この結晶のなかから未知の真性細菌や古い微生物のサンプルを採取したそうです。   photo by http://www.123inspiration.com/   クリスタル岩塩の主成分は塩化ナトリウムですが、分析すればそういったものも中には含まれているのではないか?と考えてしまいます。成分表が示すクリスタル岩塩の味は単純な塩っぱみなはずなのに、水に溶かすと感じる貝類のようなエキスの旨味は、古代海水に生息していたプランクトンや微生物が影響を与えているということはないだろうか?   クリスタルの不思議、塩の不思議。調べてもわからない事がいろいろあります。

エプソムソルトと塩もどきたち

エプソムソルトと塩もどきたち

塩の定義は歴史によって変遷を重ねてきました。大雑把に「白い結晶」というくくりをすれば、砂糖も1699年には「インドの塩」と紹介されていたくらいです。 白い結晶は、温泉成分から抽出されたり、化学実験中に偶然発見されたりしますが、多くは「〇〇の塩」とか、「〇〇ソルト」と名付けられました。 今、バスソルトとして話題にもなっている「エプソムソルト」も17世紀後半、イギリスの植物学者がエプソムという湯治場で、その鉱泉から抽出した「硫酸マグネシウム」の別名でもあります。 食塩となる天然塩には様々なミネラルが含まれており、ナトリウムと塩素以外にも硫酸マグネシウム、カリウム、炭酸マグネシウム等が微量に含まれ、これが塩味の個性ともなるのです。 味の違いは例えば、グレート・ソルトレイク(米国)と死海(イスラエル・ヨルダン)の塩水を舐めてみるとわかります。(実際に私も舐めたことはありませんが・・)グレートレイクの塩水はまあまあ舐められる塩味ですが、死海の塩水は苦くていやな味がするそうです。 これは塩水成分が違うためで、死海の塩は塩化マグネシウムの含有量が多いことで知られており、逆にグレート・ソルトレイクは塩化ナトリウムの割合が高いという訳です。 「木」に様々な種類があるように「塩」にも様々な性質をもったものが存在し、その利用価値もそれぞれ違います。 食塩以外で、塩は特に化学工業で利用されてきましたが、最近では、エプソムソルトや重曹、ニガリが健康産業で注目を浴びるようになってきました。 塩おやじも様々な「塩状況」を俯瞰的に整理しておきたいと思っていましたので、以下の表に様々な塩(白い結晶)の性質を記します。   塩の分類表    名称   別名 用途 画像 硝酸ナトリウム チリ硝石 火薬、防腐剤(食品添加物) 硝酸カリウム ペトラの塩 着色料、化学肥料、防腐材 硫酸ナトリウム グラウバー塩 バスソルト・ガラスの製造、乾燥剤 硫酸ナトリウム エプソムソルト バスソルト・マッチの頭・耐火材料 塩化マグネシウム にがり 豆腐作り、凍結防止剤、防塵剤...

エプソムソルトと塩もどきたち

塩の定義は歴史によって変遷を重ねてきました。大雑把に「白い結晶」というくくりをすれば、砂糖も1699年には「インドの塩」と紹介されていたくらいです。 白い結晶は、温泉成分から抽出されたり、化学実験中に偶然発見されたりしますが、多くは「〇〇の塩」とか、「〇〇ソルト」と名付けられました。 今、バスソルトとして話題にもなっている「エプソムソルト」も17世紀後半、イギリスの植物学者がエプソムという湯治場で、その鉱泉から抽出した「硫酸マグネシウム」の別名でもあります。 食塩となる天然塩には様々なミネラルが含まれており、ナトリウムと塩素以外にも硫酸マグネシウム、カリウム、炭酸マグネシウム等が微量に含まれ、これが塩味の個性ともなるのです。 味の違いは例えば、グレート・ソルトレイク(米国)と死海(イスラエル・ヨルダン)の塩水を舐めてみるとわかります。(実際に私も舐めたことはありませんが・・)グレートレイクの塩水はまあまあ舐められる塩味ですが、死海の塩水は苦くていやな味がするそうです。 これは塩水成分が違うためで、死海の塩は塩化マグネシウムの含有量が多いことで知られており、逆にグレート・ソルトレイクは塩化ナトリウムの割合が高いという訳です。 「木」に様々な種類があるように「塩」にも様々な性質をもったものが存在し、その利用価値もそれぞれ違います。 食塩以外で、塩は特に化学工業で利用されてきましたが、最近では、エプソムソルトや重曹、ニガリが健康産業で注目を浴びるようになってきました。 塩おやじも様々な「塩状況」を俯瞰的に整理しておきたいと思っていましたので、以下の表に様々な塩(白い結晶)の性質を記します。   塩の分類表    名称   別名 用途 画像 硝酸ナトリウム チリ硝石 火薬、防腐剤(食品添加物) 硝酸カリウム ペトラの塩 着色料、化学肥料、防腐材 硫酸ナトリウム グラウバー塩 バスソルト・ガラスの製造、乾燥剤 硫酸ナトリウム エプソムソルト バスソルト・マッチの頭・耐火材料 塩化マグネシウム にがり 豆腐作り、凍結防止剤、防塵剤...

塩小僧、活躍する

塩小僧、活躍する

近所の子供達からは「土井ちゃん」と呼ばれる塩おやじ。昨日、小学生のお母さんから「土井ちゃんち(家)」が小学生の人気スポットとして授業で発表されたと聞き、笑いました。 うちは、築40年以上の団地の1階にあります。子供達の通学路にも面しているので立寄りやすい環境なのでしょう。 近所のおすすめスポットを発表しあう内容だったそうですが、近隣の温泉施設やスーパー、公園名があがるなか、10号棟の土井ちゃんちにはデッカい塩があって、塩もなめさせてもらえる!という発表があったそうです。 確かに最近、訪れる小学生がふえているとは思っていましたが、ご近所から苦情が来ないようにしなければ・・・ 一応、訪れる小学生には、お塩といっしょにお水を飲む事、お塩はひとり5粒まで、戸は静かに開け閉めすること、お塩をもらった後はきちんとお礼を言う事、は指導しております。 一人、毎日来る塩小僧は元気が有り余る子で、拳法空手道の会に所属しています。いつも活発すぎて怒られまくっている子ですが、昨日の空手の型競技会でまさかの1位獲得。塩が効いたかな。

塩小僧、活躍する

近所の子供達からは「土井ちゃん」と呼ばれる塩おやじ。昨日、小学生のお母さんから「土井ちゃんち(家)」が小学生の人気スポットとして授業で発表されたと聞き、笑いました。 うちは、築40年以上の団地の1階にあります。子供達の通学路にも面しているので立寄りやすい環境なのでしょう。 近所のおすすめスポットを発表しあう内容だったそうですが、近隣の温泉施設やスーパー、公園名があがるなか、10号棟の土井ちゃんちにはデッカい塩があって、塩もなめさせてもらえる!という発表があったそうです。 確かに最近、訪れる小学生がふえているとは思っていましたが、ご近所から苦情が来ないようにしなければ・・・ 一応、訪れる小学生には、お塩といっしょにお水を飲む事、お塩はひとり5粒まで、戸は静かに開け閉めすること、お塩をもらった後はきちんとお礼を言う事、は指導しております。 一人、毎日来る塩小僧は元気が有り余る子で、拳法空手道の会に所属しています。いつも活発すぎて怒られまくっている子ですが、昨日の空手の型競技会でまさかの1位獲得。塩が効いたかな。

ジューンブライドと塩

ジューンブライドと塩

6月は「ジューンブライド」の季節。その由来には諸説があるようですが、ヨーロッパの農繁期である、3月から5月は結婚どころではなく、結婚禁止令がでたこともあったそうです。 農繁期をすぎ、ちょっと人心地つける6月に結婚をするカップルが多かったために「6月の花嫁」が祝福されることになったという説は、なるほど!と思わせるものがあります。 ヨーロッパの6月は梅雨の日本とは違い、天候も良いことから祝福ムードを高めるにも良いのかもしれません。 源気商会でも、ご結婚の引き出物にお塩を選んでいただけるケースが少しづつ増えて、喜んでいます。 【源気商会のオリジナル、お塩の引き出物】 スペインの昔話に、3人の姫が父親の王に、それぞれどのくらいの愛情をもっているかを表現するのに、長女は「金の指環とおなじくらい好き」と言い、次女は「真珠の首飾りより、もっと好き」と言ったのですが、三女である姫は「わたしはお父様がお塩と同じくらい好きです。」と言ってしまったことで王の怒りを買い、追放されてしまう話があります。 追放された姫は、隣国に落ちのび、そこで隣国の王子に気に入られその花嫁となるのですが、その結婚式の席上で、父親である王が、塩がどれほど大切なものかを知ることで、娘の愛情の深さに気づいて仲直りをするという話です。 今でも多くの父親は、自分の娘から「お父上の事は塩と同じくらい好き」と言われたならば、微妙な感じになるでしょうが、塩は生きていく上で無くてはならないものであり、裏を読めば、「命ほどに大切だ」というメッセージにもなるわけです。   結婚式の引き出物で人気なのはスィーツなのでしょうが、お塩の引き出物には含蓄もあって、なかなか粋なセレクトではないかと思っています。   お塩を選んでいただき、ご結婚された「6月の花嫁」に塩のような愛情が末永く注がれますように!!

ジューンブライドと塩

6月は「ジューンブライド」の季節。その由来には諸説があるようですが、ヨーロッパの農繁期である、3月から5月は結婚どころではなく、結婚禁止令がでたこともあったそうです。 農繁期をすぎ、ちょっと人心地つける6月に結婚をするカップルが多かったために「6月の花嫁」が祝福されることになったという説は、なるほど!と思わせるものがあります。 ヨーロッパの6月は梅雨の日本とは違い、天候も良いことから祝福ムードを高めるにも良いのかもしれません。 源気商会でも、ご結婚の引き出物にお塩を選んでいただけるケースが少しづつ増えて、喜んでいます。 【源気商会のオリジナル、お塩の引き出物】 スペインの昔話に、3人の姫が父親の王に、それぞれどのくらいの愛情をもっているかを表現するのに、長女は「金の指環とおなじくらい好き」と言い、次女は「真珠の首飾りより、もっと好き」と言ったのですが、三女である姫は「わたしはお父様がお塩と同じくらい好きです。」と言ってしまったことで王の怒りを買い、追放されてしまう話があります。 追放された姫は、隣国に落ちのび、そこで隣国の王子に気に入られその花嫁となるのですが、その結婚式の席上で、父親である王が、塩がどれほど大切なものかを知ることで、娘の愛情の深さに気づいて仲直りをするという話です。 今でも多くの父親は、自分の娘から「お父上の事は塩と同じくらい好き」と言われたならば、微妙な感じになるでしょうが、塩は生きていく上で無くてはならないものであり、裏を読めば、「命ほどに大切だ」というメッセージにもなるわけです。   結婚式の引き出物で人気なのはスィーツなのでしょうが、お塩の引き出物には含蓄もあって、なかなか粋なセレクトではないかと思っています。   お塩を選んでいただき、ご結婚された「6月の花嫁」に塩のような愛情が末永く注がれますように!!